一人が好きだという方がいると思います。
友達付き合いが煩わしい、LINEなんて面倒くさい。
Hateraboに「友達のメンテを怠って30代を迎えた人間の末路」が投稿されていたので、少々長いですが紹介します。
友達のメンテを怠って30代を迎えた人間の末路

私は一人が好きだ。一人が好きだから趣味の時間に没頭しようと思った。
旅行に行く時はもちろん一人。一人の方が好きな料理を食べられるし行きたい場所にも全て行ける。東京から遠く離れた温泉宿で露天風呂付きの部屋に泊まる。夕食後に一人露天風呂に入る。都会の何倍にも深く静かな夜が全身を包む。心身共に薄らと覆ってた鎧みたいなものが溶けていく。一人だから誰にも邪魔されない。この時間がたまらなく好きだ。
そう思って30年生きてきた。
ふと背後を振り返ってみた。誰もいない。友達と呼べる人間が一人もいない。
最後のLINEは母親からの近況お尋ねメッセージ。2週間前じゃん。その前は?ヤマト運輸からの荷物のお知らせ。3週間前。親族以外とのLINEの履歴が一切ない。
小中高と義務教育の間は友達がいたはずだ。もちろんクラスの人気者という訳ではなかったから多い方ではなかったけど。少なくとも進路を一緒に悩むことのできる友達はいたはずだ。
大学に進学して適当なサークルに入った。 浮ついた言葉にのまれてだらだらと先輩の家で酒を飲むようなこともしてきたはず。彼氏もいたよね。他人との交わりは確実にそこにあって楽しい思いも辛い経験もいっぱいした気がする。流れに身を任せてただ生きてただけだったけど周りには人がいたよね。
いつから私は一人を愛し一人で生きることに溺れていたのだろうか。
コミュニティが変わると人間関係が変わる。高校から大学、大学から社会人、職場から別の職場へ、居場所は数年おきに変わっていった。その都度構築した人間関係はあったはず。でも私は居場所を変えるたびに引き継ぎせずに関係性を無下にしてきたのだ。
仲が良かった大学の同期からLINEが来てた。同僚から年賀状が来てた。高校の同級生から同窓会の手紙が来てた。でも全部めんどくさくて無視した。仲が良かったはずなのに全て無視してきてしまった。忙しかったから?そんなの言い訳だよね。本当ならせっかく送ってきてくれたLINEも手紙も全て即レスしないといけなかったんだと思う。いや普通考えて無視された子の気持ちになってみればわかるじゃん。自分のことしか考えられてなかった。本当にアホすぎる。
友達関係というのは畑と同じでちゃんと手入れしないとすぐ荒れる。気づいた時には荒れ果てて修復出来なくなってしまう。私はコミュニティで出来た友達をメンテすることを怠った。次のコミュニティに入るとそれまでの関係性を全て捨てた。束の間の関係だけ享受し、また次のコミュニティへ移った。焼け畑農業のようだ。
そして今私には友達が一人もいない。
歳を重ねるにつれて次に移ることのできるコミュニティの数が激減する。気づけば使える農地がなくなっている。若い頃というのは肥沃な大地に囲まれているからそのありがたみに気づいていない。そして30歳くらいになって気づくのだ、何も残ってないじゃんって。
お金もそれなりには稼げるし暮らしには困ってない。一人で趣味にふけることも今まで通りできると思う。でもやっぱり友達欲しいなって思う。ズボラすぎたことはすごく反省してる。でも心を入れ替えますと誓った時にはすでに周りには誰もいない。
LINEを開くと今日が誕生日の友だちが1人いた。罪滅ぼしのつもりでスタバのチケットをLINEギフトで送ってみた。今も未読のままだ。
はてな匿名ダイアリーより引用。
30年間の人生で、友達と呼べる人はいた。友達からの連絡もあった。
焼き畑農業のように、次から次へとコミュニティを変え、以前の友達を捨ててきた女性の人生。
気がつくと、友達は一人も残っていなかった。
はてな匿名ダイアリーを読んだ方のコメントを紹介します。
はてな匿名ダイアリーを読んだ方のコメント
・「進学や就職で次のコミュニティに入るとそれまでの関係性を全て捨てた。」これコミュ障あるあるすぎる。一番友人のありがたみを知っていて友人を大事にしなきゃいけないぼっち寸前の陰キャほどなぜかこういう事を平気でやる。
・「一人最高」ってイキってる全てのオタクに読んでもらいたい
・40代になってからまた来てください、本当の孤独を教えてあげますよ
・一人でも旅行は楽しいけど、友達と行った方がもっと楽しいってことを受け入れておけば、一人がいいと思い込んでた事に気が付く
・私は割と久しぶりの友達にも「元気ーー!?」って以前と変わらないテンションでライン送ったりするからやってみたらいいと思う。たしかにお互い色々環境はかわってても、2人の関係はとまったまんまとかだとコレでもいける
・いきなりスタバのチケットが送られてきたら、嬉しいよりは恐怖だわ…
・人間が自分には友達や恋人、夫婦関係が必要ないと考える時の自分ってあくまで「現時点での自分」であって「10年後の自分」ではないんだよなあ。自分を信じたところで信じた自分は未来の世界にはいないのだ。
はちま起稿より引用。
このダイアリーを読んだ方の一番最後のコメントが刺さりますよね。
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