くそじじいと言われても立ち続けた通学路…読んだ人をやさしさで包む卒業式前日の児童の行動はこちらです。

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産経新聞で毎日連載中の『朝晴れエッセー』。 一般の方から寄せられた600字のエッセーを掲載しています。

朝張れエッセーのなかに、児童の登下校を見守る方のお話が掲載されています。

ステキなエッセーですので、みなさんにご紹介します。

じいのボランティア

じいのぼらんティア

先日義理の兄が亡くなった。お通夜、告別式に子供たちが多くお焼香に来てくれた。義兄は児童の下校時の事故防止に、毎日見守り活動をやっていたと聞く。

私も、児童の登下校の見守りをしている。「じい、おはよう」「じい、カープ負けたね」「じい、ライオンズ勝ったよ」。些細なあいさつで始まる「見守り」ボランティアである。

通学児童の事件事故防止のために少しでも「役立つかな」とはじめて5年。当初、団地の自治会の役員であったことから気軽に始めた。雨の日、雪の日、夏の暑い日、冬の寒い日、毎日続けている。

「じい、おしっこもれちゃうよう」「じい、転んでけがしちゃった」「じい、忘れ物した」。登下校時は、何でも「じい」である。幸い、今日まで事件事故に巻き込まれることもなく、見守りをしている。

現在は私に賛同してくれるボランティアが1名増え、下校時は2名で行う。

私の防犯パトロールのベストには、絆創膏、ティッシュ、ウエットティッシュなどが常備されている。

児童のご機嫌が悪いときは、時々「くそじじい」になり、ご機嫌が良い日は、自分から手を挙げて、おはようとハイタッチ。

今では、児童の父兄からも「じい」である。先日も「学校に行きたくない」と玄関で泣いていた3年生が「じいとなら行く」と、正門まで一緒に登校した。

卒業式の前日、6年生が私の前に並んで大きな声で、「じい、6年間ありがとうございました、明日卒業します」。うれしいやら、恥ずかしいやら。でも、やっていてよかった。

今年の春は、どんな1年生が入るか、卒業する6年生は何と言うかな。楽しみにしながら、学童の見守りを続けている。

埼玉県 72歳

grapeより引用。

産経新聞に2020年1月7日に掲載された「じいのボランティア」をご紹介しました。

埼玉県72歳さんの児童通学時の見守りのお話しでしたが、じいに悪態をついたり、時には困らせたりしていた子供たち。

卒業式前日の6年生の挨拶、「じい、6年間ありがとうございました、明日卒業します」に心があたたかく、やさしさに包まれる感じがします。

埼玉県72歳さん、お体を大切になさってください。そして、通学児童の安全を長く見守っていていただきたいです。

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参考:grape

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