2022年12月31日に山形県鶴岡市でがけ崩れが発生し、約10棟の建物が巻き込まれる土砂災害が起きた報道がありました。
今回発生したがけ崩れは、鶴岡市のどこで発生したのでしょうか?
山形県鶴岡市で発生したがけ崩れの場所
がけ崩れが発生した場所は、山形県鶴岡市西目字齋藤です。
がけ崩れが発生した場所を、鶴岡市災害対策本部から出された資料とニュース画像、グーグルマップで確認していきます。
こちらが、災害対策本部から公開されている資料の内、がけ崩れが発生した場所を示す資料です。

がけ崩れが発生した周囲の道路を通行止めにしていることがわかります。
次に、ニュース画像とグーグルマップで現地を確認します。

ドローンで撮影された現地の画像ですが、がけ崩れで住宅が押しつぶされていることがわかります。

がけ崩れの全体を撮影した画像です。グーグルマップで確認します。
ニュース画像と一致していることがわかります。
次に、災害対策本部から公開されている、被害状況が確認できる写真と、ストリートビューでがけ崩れの場所を確認します。

こちらが災害対策本部が公開している画像です。ストリートビューで被災前の様子を確認します。
グーグルマップで上空から確認すると、斜面に草木が生い茂った法面のように見えましたが、ストリートビューで確認すると、山肌が出ていることがわかります。
がけ崩れというと盛土法面を想像してしまいますが、鶴岡市西目で土砂災害が発生した場所はどうだったのでしょうか?
がけ崩れの場所は切土法面
がけ崩れが発生した場所について調べてみると、Twitterに切土法面であるということが投稿されていました。
山形県鶴岡市西目の崖崩れ 1960年代、70年代後半、最近の空中写真、そして今日(読売) 70年代に南西側斜面を切って宅地化。その後上部はずっと露頭が見えていた。
Twitterより引用。
ツイートには、1960年代と1970年代、そして最近の空中写真が添付されています。
まずは1960年代の開発前の画像。

次に、1970年代の開発中の画像。

そして、最近の西目字齋藤地内の画像。

年代ごとに画像で確認すると、切土法面であったことがわかります。しかし、法肩部分に植生は見られなく、ツイートのとおり露頭が見えていた状態だったようです。
12月31日に発生した山形県鶴岡市西目のがけ崩れは、現場の住宅に住む70代女性と80代男性の夫婦と連絡がついていないといいます。
寒さも増してきていますし、無事に発見されることを願っています。
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