2020年10月25日に投票された、茨木県つくば市議会議員選挙。
街頭演説を一切行わずに3位で当選した女性候補が話題になっています。
ニュースサイトでは「3位当選果たした無名候補」と紹介されていますが、女性候補の名前や経歴、選挙戦略などについてお話しします。
つくば市議選挙で3位当選した無名候補の名前

つくば市議会議員選挙で、3位で当選した候補者の名前は「川久保みなみ」さんです。
川久保みなみ候補は、ヘイズジョン候補、飯岡ひろゆき候補に続く3位で当選されました。
yahooニュースには、「つくば市議選で無名女性候補が「街宣車も演説もゼロ」で3位当選…」と無名候補であると掲載されていましたが、川久保みなみさんのプロフィールについて調べてみました。
川久保みなみさんプロフィール

川久保みなみさんのプロフィールを調べてまとめました。
・名前:川久保みなみ
・生年月日:1986年1月生まれ
・年齢:34歳(2020年11月現在)
・職業:弁護士、会社役員
・最終学歴:東京大学大学院法学政治学研究科修了
・家族構成:夫と息子2人(1歳・3歳)
川久保みなみ つくばチェンジチャレンジ!より抜粋引用。
川久保みなみさんは、茨城県つくば市で生まれ、高校卒業までつくば市で過ごされています。
現在の職業は弁護士ですが、司法試験には2度チャレンジして合格。
弁護士となった川久保さんは、第二東京弁護士会に所属し、鳥飼総合法律事務所に入所されました。
川久保さんの弁護士としての得意分野は労働法で、特にテレワークについて、講演や執筆を多数されています。
最近の執筆活動については、自身のFacebookに投稿されています。
2015年に弁護士として活動を始めた川久保さんは、2018年に株式会社シンプルウェイの取締役に就任。
2018年には、株式会社リージットを起業され、代表取締役に就任。
二児のお母さんと会社社長という働くお母さんとして精力的に活動されています。
つくば市議選無名候補の選挙戦略
川久保みなみさんの選挙戦略は、「後援会なし」「街頭演説なし」「街宣車でのPRなし」の俗に言う「ドブ板選挙」を行わないという戦略でした。
川久保さんは、ドブ板選挙を行うことを否定し、つくば市議選を戦う3つの基本方針を示されています。
(A)仕事と育児を犠牲にしない
(B)他人のお金に頼らない
(C)既存のやり方に囚われない
yahooニュースより引用。
川久保さんが後援会も組織せず、街頭演説も行わない代わりにとった選挙戦略は、街中のゴミ拾いでした。
川久保みなみ つくばチェンジチャレンジ!には、「選挙運動期間でつくばの街をキレイに!つくばごみゼロウィーク2020」として、選挙期間中につくば市のごみ拾いを行っている様子が122枚の写真で掲載されています。
川久保さんが選挙期間中につくば市のごみ拾いをする様子は、川久保さんのインスタグラムにも掲載されています。
川久保みなみさんのインスタグラム
川久保みなみさんは、インスタグラムにつくば市議選中の「ゴミ拾い活動」を掲載されています。
みどりの中央公園の自動販売機横にあるゴミをひろう川久保さん。
あまりにゴミが多すぎたので、ゴミ箱の前にせり出しているものを拾い、残りは自動販売機管理会社に連絡されたそうです。
川久保さんは、ご自身が選挙戦期間中の公約として掲げた、ひたすらつくば市内の公園とペデストリアンデッキのごみ拾いをするという約束を果たされたのですね。
川久保みなみさんのフェイスブック
川久保さんは、選挙戦についてや支持者とのお話しについて、自身のFacebookに活動を投稿されています。
公立保育園の布団の改善についてや、支持者さんからの相談に出向いてお話しを伺われる様子が掲載されています。
川久保みなみさんのyoutube
川久保みなみさんは、youtubeチャンネルを開設されています。
動画はまだ1本しか投稿されていませんが、川久保さんはyoutube動画の中で、実現したいことについてお話しされています。
私がこの挑戦で実現したいのは、問題を抱える当事者である市民が、勇気をもって声を上げることによって、つくば市をより良く変えていくということです。
そして、川久保さんが実現したいことに向かって取り組むことについてお話しされています。
まず第一に、私自身が子育て真っ最中の当事者として、つくば市の子育て支援制度や教育環境を改善するために声を上げること。
第二に、問題解決のプロフェッショナルである弁護士としてのスキルを活かして、市民の方々が抱える様々な問題について、寄り添い、共に声を上げ、問題の解決を目指すこと。
動画は、1分14秒と短いものではありますが、川久保さんの決意が示されていて、取り組むことについて簡潔にまとめられています。
つくば市議選無名候補の選挙戦略に思うこと
つくば市議選無名候補、川久保みなみさんの選挙戦略について思うことは、「新しい選挙戦略が受け入れられた」ということです。
選挙期間中に、ゴミ拾いをする候補者は今までもいました。
東京知事選挙に立候補された後藤輝樹さんもゴミ拾いをされています。
しかし、ゴミ拾いを選挙戦の公約にし、毎日行った候補者はいなかったのではないでしょうか。
当選について川久保さんは、つくば市だから受け入れられたと話していますが、そんなことはないのではないかと思います。
つくば市やつくば市民を思う川久保さんの思いが有権者に伝わったのではないかと思います。
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