あなたは「時間を止める薬」があることをご存じですか?10人が1年間飲み続けた結果…

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人間は等しく年をとるもの。超高齢化社会に突入した今、若さはますます重要視されています。

年をとらない薬や、若返りの薬があれば…誰もが一度は考えたことではないでしょうか。

はたして夢の“若返り薬”はあるのか。実は最近の研究で若返り効果のある市販薬が特定されています。

この記事では、体の時間を止める若返りの薬について紹介します。

体の時間を止める薬は市販の薬だった

生物学的な年齢を決める要因とは何なのか。 それはDNAメチル化(DNA methylation)であるといいます。

実年齢は度外視して、DNAメチル化を調べることで細胞年齢、つまり生物学的年齢を特定することができるといわれてます。

見た目が若いという人は、DNAメチル化の進行が遅いと説明できます。

そして、最近の研究では、加齢を遅らせるどころか、巻き戻すことも可能だという夢のような研究結果が報告されています。

その方法とは、市販の薬を3種類、1年間飲み続けることでなんと2歳半もの若返り効果が得られるというのです。

アメリカでの体の時間を止める薬の研究結果

体の時間を止める薬は、米・ロサンゼルスの医療研究機関「Intervene Immune」のグレッグ・フェイ氏をはじめとする研究チームが研究しています。

2019年9月に「Aging Cell」で発表した研究では、遺伝子組換えヒト成長ホルモン(Recombinant Human Growth Hormone、rhGH)に生物学的年齢を若返らせる働きがあることを報告してます。

1年間の投薬で2歳若返る

グレッグ・フェイ氏をはじめとする研究チームが行った実験とは、9人のボランティア(すべて白人男性)とフェイ氏自身が参加し、3種類の薬を投与して1年間の間、健康状態をモニターするというもの。

投薬された3つの薬
  • 胸腺の免疫機能を高める「rhGH」
  • 糖尿病薬「デヒドロエピアンドロステロン(DHEA)」
  • 糖尿病薬「メトホルミン(metformin)」

3つの薬は、どれもアメリカ国内で市販されていて誰でも入手可能なもの。

薬のうち、 rhGHは免疫機能を高める一方でインスリンのレベルを上げ糖尿病を誘発することもわかっているため、そのリスクを打ち消すために2種類の糖尿病薬が処方されたということです。

投薬を続けた1年後、9人のボランティアのうち7人の胸腺で脂肪が取り除かれ、それに代わる健康な組織が再成長したことが確認されます。つまり胸腺が若返ったというのです。

研究者たちは参加者のDNAメチル化の度合いも分析。10人全員が“老化の逆転現象”、つまり細胞面でも若返っていたことが判明したそうです。平均して2歳半、若返っていた結果となったのです。

老化はコントロール可能なものへ

研究結果からフェイ氏は、老化は我々が考えるほど御しにくいものではなく、コントロール可能なものであると考えています。

「この研究から得られる教訓の1つは、老化は必ずしも私たちの制御を超えたものではないということです。実際に老化は、私たちが介入できる生物学的プロセスによってかなりコントロールが可能であるようです」

研究がさらに進み、多くのサンプルの中から実証されれば、平均寿命があがったり、超高齢化社会に対する強力なサポーターとなることはまちがいありませんね。

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