Facebookグループページ「All About Bolton」に投稿された写真。
つがいの白鳥が卵を仲睦まじく温める様子が投稿されていますが、ある少年グループの心無い行動で、白鳥に悲劇が襲い掛かってしまいます。
白鳥を襲った悲劇

イギリス北部マンチェスター近郊の街ボルトンに暮らすマイケル・ジェームス・メイソンが、今年の6月にFacebookグループページ「All About Bolton」に白鳥を襲った悲劇を投稿されています。
「あまりにも悲しすぎるから、本当は投稿したくはなかったんだけど、この母白鳥の身に何が起きたかを知ってもらう必要があると思ったのです。白鳥が温めていた6個の卵のうち3個は少年たちによって割られ、潰されました。割れた卵の匂いを嗅ぎつけた犬が巣に侵入し、アヒルやカモの攻撃を受けたことにより更に2個の卵が割れ、無事に残った卵はたった1個だけでした。」
あまりにも悲しすぎるから、投稿したくなかったと話すマイケルさん。
白鳥が温めていた6個の卵。
少年グループのいたずらにより3個が割られ、割れた卵がらでる匂いを嗅ぎつけて犬が進入。
アヒルやカモによる攻撃も受けて、さらに2個が割られ、残る卵は1個になってしまいます。
一生を共にするはずだったオス白鳥に姿を消され

5月末にマンチェスター運河の川岸で少年グループが石やレンガを「小さな島」に向けて投げている様子が目撃されています。その小さな島には白鳥の巣が作られており、白鳥カップルに取り返しのつかない悲劇をもたらしたのでした。卵を破壊されたストレスによりオスの白鳥が姿を消し、残されたメスの白鳥は深い悲しみと絶望の淵に追いやられました。
卵を破壊されたストレスから、仲睦まじく暮らしていたはずのオス白鳥が姿をけしてしまいます。
そして、残されたメス白鳥には、さらなる悲劇が待っていたのです。
残されたメス白鳥を襲った悲劇

大切に守ってきた卵を割られ、オス白鳥に姿を消され、巣にたった1羽取り残されたメス白鳥。
マイケルさんは、メス白鳥の変わり果てた姿を発見します。
「その後更に追い討ちをかけるように、つがいとして一生を共にするはずだったオスの白鳥に去られてしまいました。今朝、この白鳥が傷心のあまり巣で亡くなっているのを発見しました。涙が出ました。私はここ12週間ずっとこの白鳥を見守っていたのですから」
メス白鳥が亡くなった原因について、野生動物の保護活動に携わるサム・ウッドローさんがこのように話しています。
「おそらく、メス白鳥は傷心と精神的なストレスにより亡くなったのでしょう」
最愛の人を亡くしたり失恋、虐待など極度のストレス受けることにより発症するブロークンハート症候群は人間だけではなく、動物にもあるのだそうです。
通常イギリスでは白鳥の巣や卵は法令によって保護されており、地元警察は現在調査にあたっています。
少年たちの無知な行動が招いた残酷な結末。
結果的に白鳥を死に追いやった少年たちが自分たちが何をしたのか、真摯に向き合い心から反省して欲しいです。
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参考:イミシン
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