「卵が食べられない病気なんか聞いたことがない。ぜいたくな病気やな」私を救ったお姉ちゃんとの思い出に涙をこらえきれない…

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2月2日のgrapeに、2017年と少々古いですが、産経新聞(関西版)夕刊に掲載されている「夕焼けエッセー」で紹介されたエッセーが投稿されていました。

幼い姉妹のお話しなのですが、卵アレルギーの妹をお姉ちゃんが助けるというお話しです。

「卵が食べられない…」卵アレルギーの妹を姉が助ける

小学5年生の時の給食に卵料理が出てきたことがあった。私には卵アレルギーがあり、それまで当然のように卵の入った給食は残していたのだが、クラス替えをして間もなかったからか、担任は私の病気を把握していなかった。「残さずに食べなさい」と注意されたので「病気だから食べられない」と答えたが「卵が食べられない病気なんか聞いたことがない。ぜいたくな病気やな」と言われた。

そのひと言が胸に突き刺さり、私は教室を飛び出して6年生の姉の教室に行き、姉を見た途端、こらえきれず泣き出してしまった。姉のクラスの女子たちも心配そうに集まってきた。

「姉ちゃん、あのな、卵食べられへんのにな、先生がぜいたくな病気やっていうねん」。

しゃくりあげながら訴えた。姉はそれを聞くと「まかしとき!」と言って、集まってきた女子たちと一緒に私をクラスまで送ってくれた。そして担任をぐるりと取り囲むと、「妹、泣かさんといて。この子、病気やから食べられへんの」と真剣な表情と鋭い眼差しで言ってくれた。担任はたじたじとなり、私に謝ってくれた。強くて優しい姉は私の自慢だった。

その姉が6月に天国へと旅立ってしまった。辛い時はいつも姉に相談していたのに、姉はもういない。元気を出さなくちゃと思うけれど、いまだに深い悲しみが襲ってくる。

生前、「姉ちゃんみたいに強くなりたい」と姉に言ったとき「あんたの特技は助けてって言えることやで。それは私がなかなかできなかったことや」と言われたことを思い出した。姉ちゃんみたいに強くなりたい。でも、しばらくは私の特技を生かして、辛い時は誰かに助けてって言ってもいいかもしれない。

大阪府 47歳

grapeより引用。

私の特技」と題して投稿されたエッセーを紹介させていただきました。

お姉さんの生前に「姉ちゃんみたいに強くなりたい」と言った投稿者さん。亡くなったお姉さんは 「あんたの特技は助けてって言えることやで。それは私がなかなかできなかったことや」と話されたそうです。

このエッセーの題名である「私の特技」。投稿者さんは「辛い時は誰かに助けてって言っていいかもしれない」でこのエッセーを結んでいます。

やさしかったお姉さんを亡くされた投稿者さんの悲しみ、妹さんのピンチを救い、かわいい妹さんを残して旅だったお姉さんの気持ちを考えると胸が締め付けられます。

卵アレルギーの妹をお姉ちゃんが助けるというお話しを紹介させていただきました。

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参考:grape

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