拉致被害者の家族会の会長を長年務めていた横田滋さんが亡くなられました。
横田滋さんに対する「思い」を蓮池透さんがツイートされています。
横田滋さんの訃報を受けて
その時に発する言葉は耳を疑うような内容だった。ある人を大きな声でストレートに批判する姿には、日ごろの悲しみ、怒り、苛立ち、苦しみ、焦りなど全ての感情が込められていると推察するのは容易だった。どちらが真の滋さんか?間違いなく後者だ。(続く)
— 蓮池透 (@1955Toru) June 5, 2020
真の滋さんか?間違いなく後者だ。ただ、めぐみさんに会いたいだけ。だから宥和的にことを進めるべき、経済制裁には反対。本心はそうだったのだ。(続く)
— 蓮池透 (@1955Toru) June 5, 2020
こんなことがあった。戦後、日本への帰還が果たせず、中途の朝鮮半島で息絶えた人たちが2万人以上いる。その遺族はほとんど80歳を優に超える高齢者ばかりだ。遺骨を収容することが叶わず、せめて訪朝して弔いたいと考えていた。(続く)
— 蓮池透 (@1955Toru) June 5, 2020
しかし、訪朝することにより拉致問題に悪影響を与えるのでは、と躊躇していたという。その折に私に見解を問いたいとの連絡があり、滋さんに相談してみた。滋さん曰く「人権に優先順位などない。気兼ねなく訪朝して欲しい」。(続く)
— 蓮池透 (@1955Toru) June 5, 2020
私と同意見だったことに感激したものだ。「死んでいる人たちより生きている方が先だ」との意見があった中、家族会代表としての滋さんの発言には感銘を受けた。それを聞いたときの遺族の皆さんの安堵する表情は忘れることができない。(続く)
— 蓮池透 (@1955Toru) June 5, 2020
ういう意味でも、滋さんの存在は重要だった。世の中はコロナ禍で拉致問題どころではない状況。収束まで動かないのか?滋さんの心中も不安で一杯だったはず。言うまでもなく、その前に動いておくべきだった。「40年以上救出を先導」とか「再会の願い叶わず」とか言っている場合ではないのだ。(続く)
— 蓮池透 (@1955Toru) June 5, 2020
また「断腸の思い」と繰り返した安倍首相。「申し訳ない」は付け足したが。自分たちの無為無策を棚に上げて、拉致問題が進展しないのは国民の関心が薄れているせいだ、と平気で言う政府。(続く)
— 蓮池透 (@1955Toru) June 5, 2020
みなさん、いい加減気付いてください。安倍首相は拉致被害者を救出するなどという気はさらさらないのです。この期に及んで「早期」救出とか言っているではありませんか。今こそ、安倍首相責任を取ってください!と叫ばなくてはなりません。そうでなくては、滋さんのご冥福を祈ることはできません。(続
— 蓮池透 (@1955Toru) June 5, 2020
それができるのは、拉致のおかげで二回も総理になった安倍氏が恩返しをして、めぐみさんの問題が解決したときです。
合掌— 蓮池透 (@1955Toru) June 5, 2020
横田滋さんの活動を振り返る

中学1年生の時に北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親で、40年以上もの間、娘の救出活動を続けてきた横田滋さんが5日午後、老衰のため亡くなりました。87歳でした。
横田滋さんは昭和52年、中学1年生の時に新潟市の学校から帰る途中、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんの父親で、40年余りにわたって娘の救出を訴えてきました。
平成9年に拉致被害者の家族会が結成されてからは、会の代表として、妻の早紀江さんとともにすべての都道府県を回り、救出を求める署名活動や1400回を超える講演を重ねてきました。
平成17年の暮れに血小板の難病を患っていることが分かり、これに長年の活動による疲労も重なって、13年前に家族会の代表を退きましたが、「拉致問題への世論の関心を維持しなければ」と、定期的に病院で検査を受けながら各地で被害者の帰国を訴え続けてきました。
平成26年には、モンゴルでめぐみさんが北朝鮮で産んだ孫に当たるウンギョンさんと面会しましたが、その場にめぐみさんの姿はなく、娘を救出する覚悟を新たにしていました。
早紀江さんとともに“拉致被害者の救出運動のシンボル”として活動の先頭に立ってきた滋さんですが、解決にあまりにも長い時間がかかるなか、足腰の衰えに加え、会話にも詰まるようになり、全国を回っての講演活動などは平成28年3月を最後にできなくなっていました。
めぐみさんが拉致される前日の自分の誕生日に娘からプレゼントされたくしを大切にしてきた滋さん。高齢となり解決が時間との闘いとなるなか、被害者の一刻も早い帰国に向けた北朝鮮の決断と日本政府の取り組みを求めていました。
滋さんは、体調を崩しおととし4月から川崎市内の病院に入院していましたが、5日午後2時57分に老衰のため亡くなりました。
NHKNEWSWEBより引用。
蓮池透さんのツイートへのみんなの反応
ある意味、口先だけと選挙の為だけのパホーマンスの現総理と自民党に殺されと言っても過言では無いのかなと思います。被害者の家族がまたお一人無念を残して旅だたれた
御冥福をお祈りします— 三姉妹パパ (@sanshimaipapa03) June 5, 2020
横田さん、お袋が同じ高校だった繋がりで千葉県の臨床検査技師会で講演いただいたことがありました。無念だったと思います。安らかに眠れないよなと思うと心が痛みます。
— 帽子屋 (@XANTH_HTNAX) June 5, 2020
横田さんの訃報は何の面識もない私でさえ衝撃で涙が止まりませんでした。
今頃空からめぐみさんの姿を見ていらっしゃるかもしれませんね。あの優しい笑顔で。
奥様にはお元気でいて欲しいです。— kakamegsakura (@kakamegsakura) June 5, 2020
安倍首相は「拉致被害者の救出」を掲げて選挙に利用しただけ。
一年前の発言がこれだからね。https://t.co/rZJNy7wpdi
— あきら (@yor641) June 5, 2020
安倍総理は記者会見で北朝鮮拉致問題に全力を尽くしてきたと言っていたが、何を、どうしてきたのだというのか?
もう数十年前から拉致という言葉が死語のように扱われ時が止まったままだった。
滋さんはどんなに無念だったことでしょう。ご冥福をお祈りいたします。#横田滋さん— クロコ (@sebovBfvAacH5UI) June 5, 2020
北朝鮮による拉致問題は、目に見えた進展がないようにも思えます。
横田滋さんのご冥福をお祈りし、拉致問題の進展、解決を心より願います。
参考:NHKNEWSWEB、twitter、youtube
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