熊谷連続殺人事件犯人の兄は死の使徒。アル中・DV・性的虐待、ペルー最恐の殺人鬼「死の使徒パブロ」を育てた壮絶な家庭環境とは?

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2015年、埼玉県熊谷市で小学生2人を含む6人を殺害したとして強盗殺人罪などに問われたペルー国籍、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告(34)の控訴審判決が12月5日、東京高等裁判所でありました。

裁判についてはこちらの記事で詳しく解説しています。

無差別に児童2人を含む6人を殺害し、自殺行為に及んだナカダ被告。この異常な犯行の背景にあるのは僕たちの想像を絶する家庭環境です。

この記事では、熊谷連続殺人事件犯人、ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告を育て上げた壮絶な家庭環境についてまとめます。

幼少時代を貧困地域で過ごしたジョナタン被告

ジョナタン被告は、1985年8月29日、首都リマ郊外の「エル・アグスティーノ」という地区で生まれました。

写真奥に移る丘がエル・アグスティーノです。住宅が密集しているのがよくわかります。

https://4travel.jp/travelogue/11384883 より引用。

ここは「ファーベラ」と呼ばれる貧民街。痩せた赤土の荒涼とした丘の上に、掘っ立て小屋のようなボロボロの家がいくつも立ち並んでいる様子がうかがえます。

貧しければ貧しいほど丘の上に住み、電気は住民が勝手に電線を引っ張って盗電。水道は水売りの業者から買うなど、ライフラインは整備されていません。土地の所有権もはっきりしていなくて、何年か住み続けていれば自分の土地と認められるような荒廃した地区です。

ナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告は貧困地域「エル・アグスティーノ」で幼少時代を過ごしました。

アル中、DV、性的虐待。暴力に満ちた家庭で育つ

ジョナタン被告の父はアルコール中毒で、家庭内暴力がすさまじかったといいます。母や兄、ジョナタン被告を鉄の棒で殴りつけたたそうです。

きょうだい間で性的虐待が繰り返され、教育すら受けさせることがなかったといいます。

『自分は掃除人だ。神が俺に命じた』 ペルー史上最大の殺人鬼である兄「死の使徒」ペドロ・パブロ・ナカダ・ルデニャ

ジョナタン被告の兄ペドロ・パブロ・ナカダ・ルデニャは2000年から2006年にかけて、ペルーで25人を殺害した通称「死の使徒」「死の使者」と呼ばれる殺人鬼。25人のうち17人の殺人が立証され、懲役35年で服役中です。

パブロもまたジョナタン被告と同様の無差別殺人鬼。パブロが殺したのは、ゲイやホームレス、売春婦、犯罪者で、拳銃で頭を撃ち抜いて殺害し、『自分は掃除人だ。神が俺に命じた』と語っているそうです。

ジョナタン被告の殺害人数と合わせると、きょうだいで31人殺していることになります。

パブロの想像を絶する生い立ち。殺人鬼はここで育つ。

兄パブロは1973年2月28日生まれ。ジョナタン被告とは7つ歳がはなれています。

幼いころは学校でいじめられ、家に帰れば女の子の服装で街を歩かせられる。6歳のときには姉に犯され、上の兄にはオーラルセックスを強要される悲惨な環境で育ちます。

4歳の時にきょうだいが家族で飼っていた雌犬をパブロが殺したと言い、罰としてパブロは性的虐待を受けます。心に大きなトラウマを負ったパブロはこの時からたびたび小動物をいじめるようになったそうです。

最初の殺人はわずか17歳のときに行った

パブロが犯した最初の殺人はわずか17歳の時です。畑でスイカを盗んでいたところ、これを見つけてとがめた農夫を殺害したのが最初の殺人。以降殺人を繰り返しますが、ペドロの連続殺人も終焉を迎えることになります。

2006年12月28日、警察がパブロの職場へ向かったところ、ペドロが発砲。銃撃戦により弾を打ち尽くしたペドロは、逃げているところを逮捕されることになります。

死の使徒パブロの精神状態

25人もの人を殺したペドロの精神状態ですが、逮捕後の精神鑑定で、妄想性の精神病と診断されています。自分は掃除人だ。神が俺に命じた』と逮捕後に発言しているのはこのためかもしれません。

また、母も双極性障害を患い、性格がコロコロ変わっていて周囲に信用されなかったそうです。姉の1人は統合失調症を患い入院歴があり、別の姉は“うつ”で自殺していることがわかっています。

父のアルコール中毒、家庭内暴力、また、きょうだいによる性的虐待。すさまじく悲惨な家庭環境が死の使徒パブロと熊谷連続殺人事件の犯人ジョナタンを生み出したのかもしれません。

兄パブロの殺人は熊谷連続殺人事件犯人ジョナタンへ影響はあったのか

ペルー史上最悪の殺人鬼パブロの逮捕があったから弟ジョナタンが日本へきたのかといえば、そうではないそうです。

ただ、パブロの姉によると、ジョナタンはかつて兄の殺人を目撃したことにより精神的ショックを受けていたといいます。

ジョナタン被告は被告人質問で「殺していません。もし私が6人を殺していれば、私を殺せばいい」と発言していて、一審のさいたま地裁の裁判員裁判は、被告が統合失調症だったと認めいます。

最大の争点は責任能力の有無となる熊谷連続殺人事件。判決には意見がわかれそうです。

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