2018年9月15日に亡くなった女優・樹木希林さん。
物を買わない、持たない。携帯電話も持たない。マネージャーもいない。メールもしない。仕事の受付は自宅の電話で。不在時はFAXでなど、ミニマリストのような生活をされていた樹木希林さん。
大女優であるのに派手な印象もなく、多くの方に愛されていた方でした。
そんな樹木希林さんは、生前多くの名言と言えることを話されています。その中には、私たちが忘れてはいけない言葉がいくつもあります。
この記事は、樹木希林さんの名言についてお話しします。
「私は全てのものに対して、絶対こうでなければいけないという鉄則はないと思っているんです。」
雑誌のインタビューで、自分の価値観、人生観を語ったときの樹木希林さんの言葉です。
「私は全てのものに対して、絶対こうでなければいけないという鉄則はないと思っているんです。たとえば私の顔。これはミスして出来ちゃったわけですよ(笑)。でもこのミスを活かそうと思ってやってきた。」
「ああするべきだ、こうしちゃいけない、ああしちゃいけないというものの中からは、人は育たない気がする。」
テレビ番組で、YOUさん、是枝裕和監督と鼎談し、子供や孫との接し方についてのお話しのなかでの言葉です。
「ああするべきだ、こうしちゃいけない、ああしちゃいけないというものの中からは、人は育たない気がする。」
「ああいうチャランポランな人がとにかくこういう届けを出したことは、ひとつの進歩だと思うの。」
1981年、夫である内田裕也さんに離婚届を提出された後の雑誌インタビューでの言葉です。
「ああいうチャランポランな人がとにかくこういう届けを出したことは、ひとつの進歩だと思うの。」
「私の原点は婆娑羅とかゲリラ。」

半生を振り返る新聞の連載インタビューで、自身の原点について語られています。
「私の原点は婆娑羅(ばさら)とかゲリラ。」
婆娑羅(ばさら)とは常識や道徳を打ち破る行為を意味する仏教用語。
「人間なんて正しくないんだから。」
クリエイター・箭内道彦さんのインタビューで「アタシがね、とても俗な人間なんですよ」と語られ、その後には「人間ってそんなに、清廉潔白にいられないでしょう?」と続けられています。
「人間なんて正しくないんだから。」
「自由に生きていいのに自分で生きにくくしている、そのぜいたくさ。壁なんかないのにね。」
映画『あん』公開時のインタビューで、作中の若者と、現代の若者を重ね合わせて語られています。
「自分で壁を作って閉じこもっている若い人はいっぱいいる。自由に生きていいのに自分で生きにくくしている、そのぜいたくさ。壁なんかないのにね。」
「どうぞ、物事を面白く受け取って愉快に生きて。」
ニューヨークでのインタビューにて語られています。
「どうぞ、物事を面白く受け取って愉快に生きて。あんまり頑張らないで、でもへこたれないで。」
樹木希林さんは名言と呼ばれる数々の言葉を残されています。
インタビューや対談の中で話された言葉から抜き出されたものですが、樹木希林さんの言葉は、「大人の人生訓」といっても過言ではないと思います。
疲れたとき、投げ出したくなった時に思い出されてはいかがでしょうか。
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参考:「樹木希林 120の遺言」(宝島社)
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