偏頭痛に悩んでいる方が大変多いのではないかと思います。
頭痛の原因として最近多いのは、パソコン作業などによる肩こりや眼精疲労ですが、長年頭痛に悩まされていた女性で、こんな頭痛の原因がありました。
視界がぼやけるほどの頭痛に長年悩んだ女性の頭痛の原因
オーストラリアで1週間以上続く頭痛を訴えていた25歳の女性の脳内に、条虫の幼虫が寄生しているのが見つかった。女性は海外に渡航したことはなく、オーストラリア国内での条虫感染が確認されたのは今回が初めてだった。
これまでにオーストラリアで確認されていたのは、アフリカやアジア、中南米といった地域からの移民や帰国者の症例だった。
今回の症例は9月21日の米医学誌に発表された。女性は7年前から、月に2~3回の頭痛に悩まされるようになり、その都度片頭痛の処方薬で対処していた。しかし今回の頭痛は1週間以上続き、視界の中心部がぼやけるなどの深刻な症状を伴っていた。
医師団は磁気共鳴断層撮影(MRI)検査を行った結果、脳腫瘍(しゅよう)が頭痛を引き起こしている可能性があると診断した。しかし病変部の摘出手術を行ったところ、条虫の幼虫がいっぱいに詰まった嚢胞(のうほう)が原因だったことが分かり、これを摘出すると、以後の治療は必要なくなった。
CNN.co.jpより引用。
女性の頭痛の原因は、脳内に条虫がいたことが原因だった。
条虫ってあまり聞いたことがないので、何なのかを調べてみました。
女性の脳内にいた条虫とは

サナダムシ(真田虫、条虫、絛虫)はテニア科や裂頭条虫科の扁形動物の総称。成体はすべて人体の消化管中で生息する寄生虫である。名前の由来は真田紐に似ていることによる。日本の古代には「寸白(すばく)」とよばれた。長いと10m以上になるものも存在する。
wikipediaより引用。
条虫とは、サナダムシのことをいいます。
今回、オーストラリアの女性の脳から条虫が見つかったニュースですが、他に事例がないのか調べてみました。
頭痛を訴えた中国人男性の脳に数百匹の条虫がいた事例
中国に住む43歳のジュー・ジョン-ファは、1カ月にわたってしつこい頭痛に悩まされ、病院を訪れた。医師たちがジューの脳を検査したところ、脳に数百匹のサナダムシがいた。
浙江省杭州市に住むこの男性は、頭痛とけいれん発作がたびたび起きて地元の診療所を訪れたが診断がつかなかった。次に訪れた浙江大学附属第一医院で脳のMRI検査を受けた、と「ニュース18」は伝えている。その結果、寄生虫と寄生虫による損傷が明らかになった。
ニューズウィーク日本版より引用。
サナダムシが体内に、しかも脳に入り込むなんて想像もつかないことですよね。
体内のサナダムシがどのように入り込んだのかを調べてみました。
条虫が人間の体内に入り込む原因
条虫が人間の体内に入り込む原因として考えられるのが、食物によるもの。
食事によって、口から人間の体内に入り込むことが考えられます。
生焼けの肉を食べた記憶があるかと問われたジューは、1カ月前に食べた火鍋があやしいかもしれないと話した。
ニューズウィーク日本版より引用。
女性はバリスタとして働いていて、条虫に感染するリスクは極めて低いはずだったが、感染者から放出された条虫の卵を何らかの形で摂取してしまったと思われる。
CNN.co.jpより引用。
事例引用した、ニューズウィーク日本版とCNN.co.jpのどちらにも体外から何らかの形で摂取したと書かれています。
目がかすむほどの頭痛の原因が、脳内にサナダムシがいたことだとわかった女性ですが、このニュースへのネットの反応を調べてみました。
ネットの反応

めっちゃ怖い

条虫の幼虫がいっぱいに詰まった嚢胞…写真ないかなと何回も読み返してしまった…

こっっわ!こっっわ!こっっわ!

ひぇぇぇ幼虫がいっぱい詰まってるって想像しただけですごく怖い…。
でもちゃんと摘出できて良かった…。
女性は7年間頭痛に悩まされていたということですが、7年間も頭の中にサナダムシがいたかと考えると恐怖に震えあがりますよね。
中国人男性の事例では、生焼けの肉が原因の可能性があるとのことですから、肉、魚、野菜はしっかりと火を通して食べた方がよさそうです。
長い間続く頭痛で悩んでいるあなた、脳神経外科で一度検査することをおすすめします。
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参考:CNN.co.jp、ニューズウィーク日本版、はちま起稿
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