2022年正月、全国高校サッカー大会で準優勝した熊本県立大津高校。
熊本県立大津高校サッカー部・平岡和徳総監督の生徒に力を与え続ける「1秒の言葉」が話題になっています。
この記事では、平岡和徳総監督の「1秒の言葉」や日常の姿について、画像を交えてお伝えします。
第100回全国高校サッカー選手権での敗戦。「ここからが本当のスタート」

「青森山田1強」と言われた全国高校サッカー大会。
決勝戦は、「青森山田 対 熊本大津」というカードでした。
結果だけ見ると、「4対0」で青森山田が優勝というワンサイドゲームのように感じますが、青森山田高校といえば、顧問11名、部員数200名という東北のサッカー名門校。
東北のサッカー名門校にどのような戦いを挑んでいくのか、非常に期待度が高い試合でしたが、決勝戦後の取材に、平岡和徳監督はこんな回答をしていました。
卒業生の今後も楽しみですが、われわれは青森山田を上回らなければいけない。そのためにもサッカーIQを引き上げ、技術・創造性を含めてクオリティの高い選手を集めて勝つしかない。大津には『ビジョン・ミッション・パッション』という合言葉がある。ここからが本当のスタートなんです。
引用元:yahooニュース
「ここからが本当のスタート」と話した平岡監督。
熊本県立大津高校サッカー部を全国準優勝に導き、これまでに50名以上のJリーガーを育ててきた平岡和徳監督ですが、平岡監督は、生徒に対する「1秒の言葉」を重視しているといいます。
「強くするのに体罰はいらない」平岡監督の生徒を夢中にさせる「1秒の言葉」

「すべての基礎は信頼関係」と考える平岡監督は、生徒に対する「1秒の声かけ」を重視しているといいます。
平岡が考える、子どもを「上手にさせる」秘訣[ひけつ]は、「夢中にさせる」ことだ。そのためには、「本気で向き合う」ことももちろんだが、「子どもたちの未来に触れている」深い自覚を持つことが何より重要だという。「すべての基礎は互いの信頼関係」と話す平岡は「1秒の言葉」の声掛けを重視する。
引用元:yahooニュース
「おはよう」「ありがとう」から「ドンマイ」「大丈夫」「ナイストライ」といったものまで、その声を掛けるのにかかる時間は1秒ほどだが、内容や口調、タイミングを間違えば「組織の構図が変わってきてしまう」という。トレーニングや食事と同様に、コミュニケーションにも重要なタイミングと質を見計らうのは日々の積み重ねで培った、指導者としての〝目〟だ。
コミュニケーションにも質とタイミングがある。
確かに、必要な時に短く的確なアドバイスがあれば信頼関係は向上します。
スポーツの強豪校といえば、長い練習時間と過酷な練習内容をやらされるという感覚がありますが、熊本大津高校は違います。
大津高の練習は短い。月曜は休みで、火~金曜の朝5時50分から7時半までが朝練習、放課後のチーム練習も100分で切り上げるのが基本的なスケジュール。週末は各チームに分かれ、リーグ戦などの試合がある。「朝練習は各人が課題に取り組む。100分区切りなのは試合の90分をめどにした」という。
引用元:yahooニュース
平岡監督は、サッカー以外のことでも声をかけます。
「この前の英語の試験よくできてたって聞いてるぞ。」
生徒の未来にも触れる声かけ、夢中にさせる「1秒の声かけ」。信頼関係が増した大津高校サッカー部が全国制覇する日も近いと感じます。
平岡監督の日常の様子
平岡監督の日常の様子が、SNSに画像投稿されていました。
実際の投稿がこちら。
とある学校の売店日記/“おにぎらず”は水曜日だけですさん(@baitensaito)の投稿ですが、ケガをしたサッカー部員と一緒に草むしりをする平岡監督の様子が画像で投稿されています。

軍手をはめ、部員たちと一緒に草むしりをする平岡監督。
なんだかほっこりする1枚ですよね。
平岡監督の「1秒の言葉」へネットには多くの賛同の声があがっていました。
・素晴らしいですね。力や権力にものを言わせて、いうことを聞かせるやり方は、学校でも社会でも一時的に効果があるように見えて、長くは続きません。やらされ感ではなく、自分で気づいたように思わせることができる指導者が本当の指導者だと思います。
・日本にはまだまだ体罰を振りかざす指導者が多いが、この監督は体罰なしで結果を出し続けている。 しかももっと素晴らしいのは、一言の言葉の力を知り実行し続けていることだ。 掛けられた言葉は短いかもしれないが、それは生徒にとって一生心に残る宝物になるかもしれない。
・監督が生徒に真摯に向き合う姿勢が伝わる。
取材に対して、「大津高で過ごす1000日の経験が、その後、50年を超える人生のよりどころになるようにすることが私たちの責務」と話す平岡監督。
「1秒の言葉」は、生徒たちの50年の人生のよりどころとなると思います。
最後までお読みくださりありがとうございます。
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