ハザードマップ・想定雨量・川の防災情報活用術【防災・減災】

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ハザードマップってご存知ですか?

ハザードマップは被害予想地図とも呼ばれていて、災害発生時の避難場所が記載されていたり、二次災害発生危険個所が記載されている災害時の避難に大変役立つ図です。

ハザードマップ、あるいは被害予測地図(ひがいよそくちず)とは、自然災害による被害を予測し、その被害範囲を地図化したものである。予測される災害の発生地点、被害の拡大範囲および被害程度、さらには避難経路、避難場所などの情報が既存の地図上に図示されている。

ハザードマップ - Wikipedia

例として、延長256㎞、流域面積5590㎞2の北海道遺産に登録されている天塩川が流れる北海道名寄市(市街地)のハザードマップは、

洪水時の避難方向や、天塩川氾濫時に想定される浸水深、浸水の目安など洪水時の避難に大変役立つ情報が記載されています。

ハザードマップからわかること

・自分の家の浸水の可能性。

・浸水が予想されるエリア。

・予想される浸水の深さ。

・避難する方向。

・避難場所。

よくテレビなどで、気象予報士が「一日で予想される降雨量は○○ミリです。」と言っているのを耳にしますよね。

実はハザードマップに記載されている浸水予報には想定に使われている雨量があるのをご存じですか?

ハザードマップを見たときに注目してしまうのが、キレイに色分けされている浸水に関する情報なのですが、浸水に関する情報以外に注目すべきは、想定に使われている降雨量です。

ハザードマップ作成時に使用された想定降雨量を知っておくことで、防災に大変役立ちます。

なぜかというと、想定降雨に近くなれば近くなるほど河川が氾濫し、浸水被害が起こる可能性が高くなるからです。

この記事では、ハザードマップ作成時に使用された想定降雨量やハザードマップ、国土交通省の皮の防災情報活用術についてお話しします。

もとけん
もとけん

建設業歴27年の僕も想定降雨量などを活用しています!

想定降雨量ってなあに?

想定降雨量とは、 想定最大規模の降雨(1000年に1度以上の確率) のことを言います。これまでは、 計画降雨(100年に1度の確率) が用いられてハザードマップが作成されていましたが、平成27の水防法改正に伴い 想定最大規模の降雨(1000年に1度以上の確率)による洪水浸水想定区域が公表されました。 例としてあげた北海道名寄市の場合は、

天塩川で計画降雨224㎜(3日間降雨量)、想定最大規模の降雨が343㎜(72時間降雨量)となっているのがわかります。

令和元年台風19号で堤防決壊した那珂川の場合

茨城県水戸市のハザードマップは、

続いて、水戸市ホームページより、計画降雨及び想定最大規模降雨を見ると、

那珂川の計画降雨は、300㎜(48時間降水量)、想定最大降雨は459㎜(48時間降水量)であることがわかります。

次に令和元年の台風19号での水戸市の降雨量を調べると、10月10日と10月11日で、141.5㎜の降雨量があったことがわかります。(tenki.jp過去のアメダスより)

注意しなければいけないところが一つあります。それは、計画降雨、想定最大降雨は観測した1箇所に降る雨の量ではなく、 流域全体でならした流域平均雨量です。

しかし、10月11日の水戸市の日積算降雨量は、126㎜と非常に多く、那珂川流域全体で考えると、堤防決壊による浸水被害が十分に起こりうる状態だったと想定されます。

川の防災情報を活用しよう

大雨警報は確認できても、流域全体降雨量を把握するのは難しいですよね。なぜなら、ニュースでそこまで詳しく報道されないからです。

でも、僕たちが堤防決壊による浸水被害を予測する方法があります。

それは、川の防災情報を見ることです。

川の防災情報とは、国土交通省が運営する防災ポータルページで、 気象・河川・土砂災害等を1画面でまとめて確認することができます。

那珂川湊大橋観測所の水位を見てみると、

川の水位をリアルタイムで見ることができ、画面右側には、氾濫危険水位、避難判断水位、氾濫注意水位、水防団待機水位の目安となる水位が記載され、川の水が増えると画面にそれぞれの色に合わせたラインがはいるので、氾濫の危険が迫っていることを簡単に確認することができます。

堤防決壊による浸水災害危険予知には大変役立つページです。

まとめ:ハザードマップ、想定降雨量、川の防災情報を組み合わせて活用することで河川氾濫による浸水災害を減災できる

  • ハザードマップで浸水の恐れがある場所と避難する方向を把握する。
  • 想定降雨量と実際の降雨量を比較することで浸水の危険を判断する。
  • 川の防災情報で川の水位をリアルタイムで確認する。

この3つを組み合わせて活用することで、浸水の危険を察知し避難の判断ができます。

川の氾濫を警戒するのであれば、天気予報だけではなく、この3つの情報を確認しておくのが絶対に良いです。

僕は建設業に27年間身を置いていますが、この3つの情報は危険が迫っていることを確認することができるので、防災に大変役立っています。

特に河川工事をしているときは、川の防災情報は毎日欠かさずチェックしています。

令和元年の台風19号で被害にあわれた地域におかれましては、一日も早い復旧を祈っていますし、この記事が防災、減災に役立てれば幸いです。

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