【居酒屋飲み放題】発泡酒とビールとしてだすのは違法?

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あれっ?これってビールじゃなく発泡酒?

居酒屋での飲み会でよく聞こえてくる「ビール頼んだんだけど、これって発泡酒じゃないの?」味の違いに敏感な人はすぐに気づくといいます。

つい疑ってしまうビールを発泡酒としてだす行為ですが、合法か違法かで言えば違法です。しかし、発泡酒をビールとしてだすことにはグレーゾーンがあることを知っていますか?

この記事は、発泡酒をビールとしてだすことがどうして違法なのか、発泡酒をビールとしてだすことのグレーゾーンについてお話しします。どうぞ飲み会の小ネタに使って下さい

この記事でわかること

1. ビールと発泡酒の違いについて。

2. 発泡酒をビールとしてだすことが違法な理由。

3. 発泡酒をビールとしてだすことに関するグレーゾーン。

この記事の信頼性

・法律を基に発泡酒をビールとしてだすことが違法であることを解説します。

・弁護士さんによる解説を加えてお話しします。

ビールと発泡酒の違い

飲んだ味だけで「これってビールじゃなくて発泡酒なんじゃないの?」と疑うのはだしてくれた居酒屋さんに失礼です。

まずはビールと発泡酒の違いについて説明します。

ビールってなに?

日本では酒税法によってビールの定義が定められています。

  • 麦芽比率50%以上であること
  • 定められた副原料を使うこと
  • 副原料の重量の合計が、仕様麦芽の重量の5%以内であること

Wikipediaより引用。

麦芽ホップおよびを原料とし発酵させたもので、他にトウモロコシ澱粉などの他の材料も一定範囲内(麦芽の1/2以下)で使用することができる。

麦芽比率が「67%以上」から「50%以上」に緩和された。

副原料として使用できる材料として以下が追加された。

コリアンダー、香辛料(コショウシナモンサンショウなど)、ハーブ(カモミールバジルなど)、サツマイモカボチャなどの野菜、ソバゴマ蜂蜜食塩味噌コーヒーココア牡蠣コンブカツオなど

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E3%83%93%E3%83%BC%E3%83%AB より引用。

ビールの定義は各国によって違います。日本ではビールとして販売されていてもドイツではビールとして販売できないなんてこともあります。

国によって定義が違うビールですが、日本国内での発泡酒とはどういったものをいうのでしょうか?

発泡酒ってなに?

発泡酒もビールと同じ酒税法で定義が定められています。

  • 麦芽比率50%未満のもの
  • 麦芽比率50%以上であっても、ビールに使える原料以外の原料を使用したもの
  • 麦芽比率50%以上であっても、規定量を超えて副原料を使用したもの

wikipediaより引用。

芽又は麦を原料の一部とした酒類(同法第3条第7号から第17号までに掲げる酒類及び麦芽又は麦を原料の一部としたアルコール含有物を蒸留したものを原料の一部としたものを除く)で発泡性を有するもの(アルコール分が二十度未満のものに限る)をいう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E6%B3%A1%E9%85%92 より引用。

ビールについては細かく規定があることに対し、発泡酒は麦芽を使用していれば副原料はどんなものでも量の制限なく使用することができます。ビールと発泡酒の定義を比べると、発泡酒の方が自由な感じがします。

発泡酒をビールとしてだすことが違法な理由

ビールも発泡酒も原材料は同じ麦芽。味も似ているし、樽の中身をビールから発泡酒に入れ替えてもわからないのでは?と考える居酒屋店主やビールメーカーの営業マンがいるかもしれません。ですが、法律情報サイトlegalus(リーガラス)で匿名弁護士がこんな回答をしています。

「生ビール」との表示で「発泡酒」を販売することには、やはり問題があるといわざるをえません。

商品を販売する際に、常に正式な名称を正確に表示することまでは要求されないかもしれません。それでは消費者がなじみにくく、かえって商品の特性・同一性を認識しづらいため、ある程度略された名称や、「通称」となった表示を掲げることは許容される、と思われるからです。

しかし、一般消費者の認識において、ビールと発泡酒は明らかに区別されるものであり、しかもその相違は商品の品質・価格に直接関わるものです。

そうである以上、発泡酒をビールと表示して販売することは、「不当景品類及び不当表示防止法」の「優良誤認」(第4条)-商品または役務の品質、規格その他内容についての不当表示で、(1)内容について、実際のものよりも著しく優良であると一般消費者に誤認される表示 (2) 内容について、競争事業者に係るものよりも自己の供給するものが著しく優良であると一般消費者に誤認される表示)にあたると考えます。

https://legalus.jp/consumer/purchase_goods_and_services/qa-1477 より引用。

まとめると、発泡酒をビールと偽って販売することは、景品表示法(商品の表示や宣伝などを規制する法律) に違反に該当します。「優良誤認」といって、実際よりも商品を良く見せて誤解させたという理由です。

発泡酒をビールとしてだすことに関するグレーゾーン

じゃあ発泡酒をビールといって販売するのは違法なんだな。といえば、グレーゾーンが存在するのも事実です。

先程日本のビールはドイツではビールと呼べない話しをしました。逆を言えば、ドイツのビールは日本ではビールではなく、定義上発泡酒に該当するとします。

法律上はビールと呼べなくても、一般常識ではビールと呼んでしまうのがグレーゾーンの理由なのです。なぜなら、ドイツではビールと呼ばれていて、一般常識ではビールに該当するのですから。

日本では発泡酒に該当する海外のビールを居酒屋でビールと表記して販売しても景品表示法の優良誤認に該当するのかといえば微妙なところです。

まとめ:居酒屋などで発泡酒をビールとしてだすのは法律上違法

居酒屋などで発泡酒をビールとしてだすことは法律上違法です。行政処分された例もあります。

ただ、海外のビールを発泡酒としてだしている居酒屋はないのではないでしょうか?

ビールと表記されている海外ビール。法律上は違法でも、一般常識ではといえば判断が微妙なところです。

居酒屋などお酒をだす商売では、中身がなんなのかと疑いをもたれることもあるし、発泡酒をビールとして販売するのではなく、発泡酒・ビール・海外ビールときっちり表記して販売して欲しいものです。

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