コロナウィルスの感染者データから、8割は軽傷、2割の感染者は重症という報道があります。
軽傷と聞くと、熱が何日か続くとか、咳こむ程度など想像してしまいますが、医師と一般人との認識には大きな差があるようです。
医師がとらえている「軽傷」
現役の呼吸器科医で肺の再生研究を行っているTakaya Suzukiさんによると、新型コロナ感染者の「8割は軽傷」という報道に対して、インフルエンザを例に医師がとらえている「軽傷」を説明しています。
インフルエンザの場合、39℃の熱にうなされながら水しか飲めない状況も軽傷である。
一般人から見ると軽傷ではないのではないかと思いますが、医師と一般人との間にはこんなに認識の差があるのですね。
マスコミの「8割が軽傷で済む」という報道が認識差をさらに生んでいる
テレビなどの報道で、新型コロナウィルスに感染しても8割は軽傷で済むということをよく耳にします。
考えてみると、肺炎は最悪死にいたる病気。軽視してはいけないのですよね。
8割合は軽症で済むとテレビに出るコメンテーターがいうことを、視聴者は勘違いして真に受け、花見に出歩いたり、満員の通勤電車で仕事に出てゆく。
海外の報道が日本に対する不信感を露にするのも無理ないですね。
日本人のリスク感覚、情報認知能力が不足し総認知症社会になったみたいです。— 柴山哲也(ジャーナリスト、メディア研究者) (@shibayama_t) March 28, 2020
COVID-19に関しては酸素吸入が必要なければ軽症と聞きましたね。非定型肺炎まで含めて。 https://t.co/SFNRYeOkX5
— Dr. RawheaD@🏠 (@RawheaD) March 27, 2020
現役医師が軽傷と捉えていることへのみんなの反応
無症状は何%なのでしょうか?
皆さん8割無症状だと思っている節があります
また、無症状でも肺にダメージがあると聞きました…
もっと基本的な事を教えて欲しいです🦠— まち (@MtkC81Xk1rQ42bM) March 28, 2020
そりゃそうでしょ。
むしろ”インフルエンザ”でこれが軽症じゃないって人はどんな状態ならインフルエンザの軽症なの?— ぬこ.提督 (@Admiral_nuko) March 28, 2020
水が飲めればすぐに死ぬ事はないし、そのうち熱も下がり食事も取れるようになる。
熱で死ぬ人はいないという事。— 日輪 (@nichirinXRP) March 27, 2020
知らなかったです。ありがとうございます。
軽症=37度の発熱。ぐらいに思ってたので。ということは、重症とは本当に命に関わる状態なのですね。
— 0getu (@Yomibitosirazu0) March 28, 2020
ありがとうございます。
こういった大事な情報がメディアを通して拡散していれば、これまでの緩ーい自粛が違ったものになっていたのではないかと思います。
今ですら出歩いてる人たちの軽症って微熱と鼻水のイメージでしょうし。— eboueboue (@eboueboue) March 28, 2020
入院が必要なきゃ軽症、ですからね。
画像は救急医療での分類https://t.co/xUCqsdyZhH pic.twitter.com/fkAa1Y6qPO
— 水瀬秋(えるマーク付き)【#消費税は廃止 #山本太郎を総理大臣に】 (@biac_ac) March 28, 2020
医師と一般人が考える「軽傷」の差は大きいです。
日本にはまだまだ精神論で考える人が多い。風邪ぐらいで会社を休むなとか熱があったって死なないなどと言う人もいます。「俺は熱ごときで会社を休んだことなんかねえぞ!」こんなことを言う上司もいますよね。しかし、こういう考え方が良くない。
新型コロナウィルスに関する報道といえば、感染者数ばかりが目立ちますが、軽傷や重症の定義を説明することでもっと危機感を感じることができ、拡大防止の抑止力になるのではないでしょうか。
新型コロナだけではありませんが、正しい認識を持つことが大切ですね。
この記事がよかったらシェアしてくださいね。
コメント