
同じことしているのに、なんであんなやつが俺より給料が高いんだ!
同じように現場代理人や監理技術者、主任技術者として従事しているのに、他の人より給料が安いことを不満に思っている人がいます。
こんな人は現場運営力や知識、技術力など他の人より優れたところがある人だと思います。
会社を辞めようとまでは思わないけど給料を上げたい。
俺はもっと評価されてもいいはずだ!
この記事では、今の会社で給料を上げたいと思っている人へ、1級土木施工管理技士が給料を上げる方法を紹介します。若干裏技なので、再現は個人の責任でお願いします。
これから説明する給料の上げ方の根拠は、在職中に僕自身が使った方法でもあり、会社の全員の給料を底上げできた方法です。
1. 1級土木施工管理技士の給料を上げる交渉をするときの3つの注意点
2. 1級土木施工管理技士の給料を上げる3つの交渉術【裏技】
1級土木施工管理技士の給料を上げる交渉をするときの3つの注意点
給料を上げる交渉をする前に、1級土木施工管理技士に合格していなければダメです。
1級土木施工管理技士に合格していない人は、この記事を参考にして必ず合格してください。
まずは成果をあげていなければ給料交渉はできない
給料に不満を持つ気持ちは理解できます。お金を多くもらうことで困ることはないですもんね。
一つ言いたいのは、何の成果もないのに給料を上げろと騒いだところで、ただ言いたいだけの人と判断されてしまいます。
ここで言う成果というのは、
- 社内で決められている利益を確保した。
- 発注者からの評価点も平均点以上だった。
- 社内書類を遅滞なく会社へ提出した。
そんなの当たり前でしょ?何言ってんの?と思っているでしょう。
しかし、社内をよく見て下さい。実行予算提出期限日に提出していない人や、そもそも原価管理がおろそかな人、発注の担当者と良好な関係を築けない人、忙しいからといって社内提出書類を無視している人などいるでしょう。
こういった人当たり前のことがおろそかな人は社内の評価が低いです。逆の立場で考えたら低い評価の人から何を言われたところで「あ、そうなんですね。」くらいにしか思わないでしょう?
まずは、決められていることをこなす成果をあげて、社内での信用を得ることが大切です。
悪口では給料は上がらない

ありがちなことなのですが、人の悪口を言って評価を下げて自分の給料を上げようとする人を見かけますがこれは間違いです。
なぜなら、悪口は自分が取り組んできたことのアピールにはならないからです。
社員に興味がない会社なんてたくさんあります。給料が上がらない原因の一つとして社員に興味がないことがあります。
悪口で他人のアピールをするよりは、自分の実績をアピールすべきです。
会社への自己アピール手段として他人の悪口を使うのは効果的ではないですよ。
給料を上げる交渉をする相手を見極める

給料を上げる話しを土木部長にしたはずなのに、専務や社長との面談では聞いていないって言われた…
大体の会社は、報告・連絡・相談は直近の上職者にすることとなっています。しかし、本当に直近の上職者を信用していいのでしょうか?
僕が勤めていた会社は、部下からの都合の悪い報告は修正液で消してしまう上職者がいる会社でした。給料の交渉どころか、評価されるべきことも上職者の自己判断で未報告となっていたのです。
給料を上げて欲しい人で、成果を上げているのであれば、直近の上職者よりさらに上への話もできるはずです。
会社のだれと給料交渉すれば良いかしっかり見極めることが大切です。
成果を上げたうえでの給料交渉術を次で話します。
1級土木施工管理技士の給料を上げる3つの交渉術【裏技】
ここでは、実際に僕が使って給料を上げた手法を紹介します。
付加価値が自分についた翌年に給料交渉をした
僕は在職中に地方公共団体から優秀技術者表彰を受けています。
入社してから一度も社内書類の提出漏れや提出期限に遅れたこともないし、工程・品質・安全、発注者からの評価点も劣るところは一つもないと自負していました。
ただ、上で述べたように自分たちの都合が悪いことはもみ消す上職者だったので、僕が受けた表彰も会社の力だけでとったと報告されていたようです。ちなみに法人化してから地方公共団体からの表彰は僕が初めてでした。
地方公共団体からの表彰を受けると、入札時の加点となるため、それだけでも大きなメリットとなります。
給料交渉をするのには十分な材料となると判断して交渉に臨んだし、実際に給料も上がりました。
他の人にはない付加価値がつくと交渉もしやすいし、会社も給料を上げやすいのではないかと思います。
人手不足を利用した
人手不足だから辞めさせない。これを逆手に取らない手はないです。
成果を上げている人が辞めるとなれば、会社にとっては大きな損出です。また、現状として募集をしてもなかなか人が入ってこないことがあります。
人手不足を利用して給料を上げる交渉をするときに最も有効なことは、1級土木施工管理技士を持っていて、現場代理人や監理技術者をしている人が退職すると、入札で現場が取れなくなることを駆け引きすれば良いのです。
現場代理人や監理技術者だけではありません。現場担当職員も辞めてしまったら、現場をこなしていけないことになります。
「退職者がでたら、一人につき2億円ずつ売り上げが落ちます。」
僕はこの一言で自分の給料も上がったし、会社全体の給料の底上げに成功することができました。
表彰などで自分に付加価値がついていれば、それを加えればさらに効果的です。
人手不足といえば、業界としてイメージが悪いこともあるのかもしれません。 建設業のイメージについて 、(一社)北海道建設業協会がこんな資料を公開しています。
http://www.doukenkyo.jp/cfile/web4.pdf より引用。
他の人との違いの説明を求める
給料交渉をするうえでの必殺のひとことがあります。
それは、「他の人との違いを説明してください。」「○○さんと僕との違いを説明してください。」と交渉相手に問いかけることです。
会社は説明できないはずです。せいぜいできても年功序列の話しを持ちかけてくるくらいでしょう。
この質問で交渉相手が回答できないようなら、僕の経験上給料交渉は成功するはずです。
まとめ:1級土木施工管理技士が給料を上げる方法
給料を上げる交渉をするには、3つの注意点があります。
1. 成果をあげていなければ給料交渉できない。
2. 悪口で給料は上がらない。
3. 給料を上げる交渉をする相手を見極める。
1級土木施工管理技士が給料を上げる交渉術が3つあります。
1. 自分についた付加価値を題材に交渉する。
2. 人手不足を逆手にとった交渉をする。
3. 他の人との違いを題材に交渉する。
僕が自分の給料と会社全体の給料の底上げに使った方法を紹介しました。1級土木施工管理技士を持っていて給料に不満がある人は是非参考にしてください。
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