1級土木施工管理技士に何回も挑戦しているけど合格しない。
学科試験は合格するけど、実地試験で落ちてしまう。
僕の後輩や同業さんにもこんな人が多いです。
僕は現在フリーランスの土木技術者として中小土木会社の助っ人として働いていますが、在職中は現場代理人をしながら施工管理技士試験の社内講師や採用面接をしていました。
僕が見てきたなかで、1級土木施工管理技士試験に受からない人には特徴があります。
また、特徴と同じように合格するための試験対策があります。
1. 1級土木施工管理技士に受からない人の特徴
2. 1級土木施工管理技士に受かるための試験対策
この記事は、1級土木施工管理技士試験になかなか受からない人に読んでもらいたいです。
1級土木施工管理技士試験に受からない人の特徴と試験対策
1級土木施工管理技士試験に受からない人の特徴は、3つあります。
1. 教材選びに失敗している
2. 記述回答が苦手
3. 作文作成が苦手
それではひとつずつ掘り下げて考えていきます。
1級土木施工管理技士に受からない人の特徴:教材選びに失敗している
試験勉強に必要な教材選びですが、受からない人の教材選びには共通しているところがあります。

もとけん先輩、1級土木の参考書を買ったんだけど見て下さい!

ありゃ。こんな小さな字がぎっしり詰まった参考書なんて、途中で嫌になって見なくなるよ…それに参考書だけ買ってるけど、過去問とセットで買わなきゃだめだよ。
大体の方は、真剣に勉強しようと思って、小さな字がぎっしり詰まってる系の参考書を買ってしまいがちですが、これは間違いです。
なぜなら、途中で小さな字を読むのが嫌になり勉強をやめてしまうからです。
もう一つは、参考書と過去問をセットで購入していない人も見かけますが、これも誤りです。
参考書だけ読み進める方法は試験問題の出され方、どういうふうに聞いてくるかがわからないし、過去問だけでは答えの解説不足で理解できないことがあります。
参考書を読み進めながら過去問題を解く。疑問点は参考書に戻って解決する。
失敗しない教材の選び方をまとめます。
1. 図解入りの参考書を選ぶ
2. 参考書と過去問題集をセットで買う
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1級土木施工管理技士に受からない人の特徴:記述回答が苦手
1次試験である学科試験は選択式解答ですが、2次試験の実地試験は記述式での解答となります。
記述式とは、答えを記入して回答することで、実地試験で落ちてしまう人の特徴として記述が苦手ということがあります。

もとけん先輩、実地試験の記述回答なんですけど、ぜんぜん答えが浮かばないんです…

それは図解入りの参考書を中心に勉強することで、用語を覚えていくことで解決できるよ。あと、土量などの計算問題は点数がとりやすいところだから、過去問題でしっかり練習することが大切だよ。
記述式の失敗で多いのが、言葉や用語が出て来なくて記述できなかった。
言葉や用語を覚えるのには、図解入りの参考書を繰り返し読むのが効果的です。
また、点数がとりやすいと思われる計算問題は、慣れが必要です。
過去問題集でしっかり練習を積むことが大切です。
1. 図解入り参考書を繰り返し読んで、言葉や用語を憶える
2. 計算問題は過去問題集でしっかりと練習をする
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1級土木施工管理技士に受からない人の特徴:作文作成が苦手
1級土木施工管理技士に受からないのは、実地試験の作文作成が苦手という人が一番多いのではないでしょうか。
実は実地試験の作文作成にはコツがあるんですよ。知っていましたか?
1. 工程管理は工程遅延回復・工程遅延予防について記述する
2. 品質管理は品質確保・品質向上について記述する
3. 安全管理は安全確保・安全性向上について記述する
参考として社内勉強会で取り上げていた経験記述の例文がありますので、良かったら参考にしてください。
経験記述、実地試験での作文作成にはそれぞれキーワードがあり、これに基づいて文章を書いていけば良いです。
1級土木施工管理技士社内勉強会での実体験
社内勉強会を一番最初に始めた年は、合格者を出せませんでした。
講師の力不足だったのかなと思います。
2年目の社内勉強会では1年目の反省を踏まえて改善したことがあります。
1. 教材の統一(図解入りの参考書&過去問題集)
2. キーワードに基づいた作文作成
3. 独学サポート事務局の作文作成代行、作文添削サービスの利用
1級土木施工管理技士社内勉強会での実体験 :教材の統一で変わったこと
教材はなるべく図解入りのものを選んで使いました。
図解入りの教材を使うことで変わったことが2つあります。
- 調べるスピードが速くなった。
- 飽きがこなくなり、参考書を読むことに抵抗がなくなった。
やはり、細かい字がびっしり詰まった教材は読む気力を失うようです。
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1級土木施工管理技士社内勉強会での実体験 :キーワードに基づいた作文作成で変わったこと
作文をどう書いたらかいたら良いかわからない。
何について作文を書けば良いかわからない。
作文にキーワードを与えて、それに基づいて作文を書けば上の悩みはなくなります。
ただし、作文を書くこと自体が苦手な人もいたので、どうやって解決したか次で説明します。
1級土木施工管理技士社内勉強会での実体験 :独学サポート事務局の作文作成代行・添削サービスの利用
作文を書くには時間もかかるし、エネルギーを使います。
講師が作文を書いてしまえばすむのかもしれませんが、なかなか時間がとれません。
そこで、独学サポート事務局の作文作成代行、添削サービスを利用してみました。
作文作成代行サービスとは、作文を作成してもらう、外注してしまうサービスです。
作文添削サービスとは、書いた作文を添削してもらうサービスです。
このサービスを使うことで、作文が苦手な受験者も作文を作成することができ、1級土木施工管理技士合格者をだすことができました。
独学サポート事務局を実際に使った感想を書いた記事がありますので、参考にしてください。
まとめ:不合格だった年にやったことを改善すると合格できる
1級土木施工管理技士に受からない人には特徴があります。
1. 教材選びに失敗している
2. 記述回答が苦手
3. 作文作成が苦手
しかし、社内勉強会で改善していくことで合格者をだすことができました。
1. 教材の統一(図解入りの参考書&過去問題集)
2. キーワードに基づいた作文作成
3. 独学サポート事務局の作文作成代行、作文添削サービスの利用
毎年同じような教材を使い勉強の仕方も同じでは、合格は難しいのではないでしょうか。
これが悪かったかな?と思うところを改善することが必要です。
僕がいた会社でも改善することで合格者をだすことができましたので、1級土木施工管理技士に受からない人は、是非参考にして欲しいです。
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